tiny notes

適当な日記

2023年6月振り返り

百冊で耕す
おススメの百冊が載っているのかと思えば違った。(巻末にリストはあるが)
人生のカノン百冊を選び取るための方法論。本の探し方や選び方、本を読むとはつまり、といった哲学的な論考まであらゆる方向から読書を語る。ものすごく面白くて一気に読んだ。


ザリガニの鳴くところ
おおお、とさざ波のような興奮を持って読み始めたけど、最後は綺麗に折りたたまれてしまった感。ファンタジーの域を超えられなかった。
三つ編み
話題になってた頃から読みたかった本をやっと。こちらも上手くまとまってしまった感は否めない。ただ、インド編は圧倒的な絶望と別の未来への渇望が痛いほどに伝わってきて、別の小説のようだった。長編として成立する話だったと思う。

映画

最後まで行く
各国でリメイクされてるという宣伝文句に惹かれて観たけど、面白さはいま一歩。
追い詰められる様は怖かったけど、終盤のバトルは長く感じた。
ラジコンで遊んでたミナは途中まで男の子だと思ってた。ジャンダーバイアスかかってるな~と自覚する。


女は冷たい嘘をつく
途中で何となく話の筋がわかってくるんだけど、どんな終局を迎えるのか想像つかなかった。
ハンメの置かれた環境はそのまま韓国社会へのブーメラン。コン・ヒョジンが中国人ベビーシッターのハンメ役を演じたことにも驚く。
途中何度もフラッシュバックのように思い出した「別れる決心」のソレ。「別れる決心」は今年のマイベスト10に入る作品だけど、やはりあの物語は女性の外国人労働者を綺麗な箱に収めてしまったんだと思い知らされる。
自由が丘で
大好きなホン・サンス監督の作品なので期待して観た。でもこれはピンとこなかったな。
時間軸が狂ってんのは終盤でわかった。だから、え?え?と思ってるうちに終わってしまった。
加瀬亮は華奢だな。中年の曲者女性を演じさせたら右に出るものいないのでは?と思わせるムン・ソリに存在として負けている。

ドラマ

医師チャ・ジョンスク
全てが都合よく回収されるように見えて、あまり面白いと思えなかった。
何となくチョイスしてしまうけど、韓国ドラマはそろそろ潮時かな……。
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